あっと驚く謎解き日本昔ばなし
2009/1/16 金曜日 – 20:04:31
書名:あっと驚く謎解き日本昔ばなし―かぐや姫は罪を犯していた
著者:北島廣敏
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
昔話というものは、文化の基本でさまざまなものに引き継がれている。
文化風習もそうだし、ストリーの展開は、小説に応用されるし、心理学的にも人の性(さが)というものを如実にとらえている。
というわけで、ぼくは昔話が好きで、よく解説本を読むのだが、この本は実によく調べている。
同じ話が日本各地で異なっていることも取材しているし、いつからその話が昔話として認知されたかも調べている。
さらには、有識者がその昔話に対してどのような解釈をしているかまで。
まるで昔話のデパートのようで。
悪く言えば、一貫したテーマがないとも。。
何故最も普及したストーリーに落ち着いていったのかを解明してほしかった!
調べたことはわかる。
でも、そこで得られた情報は整理しないと発信情報にはならないのだけれど。。
それがちょっと残念。