プロの小説家になる作家養成塾

2008/4/1 火曜日 – 13:27:18

書名:プロの小説家になる 作家養成塾
著者:若桜木虔

自分史を作成するうえで、市販の書籍を参考にすることはよいことだと思います。もちろん度を超して盗作になってはいけません。
プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
また自分史として自分の知識と経験を綴るにしても、情報収集は必要です。取材に行くこともあるでしょうし、参考文献を読破するも必要なことです。
ここではわたし、野見山肇が読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。

ぼくの仕事の1つに、チョイ上の自分史「わたし本」を作成しよう、というものがある。
これはあまり文章を書いたことのない人へ、読み物として十分面白い自分史を書きましょう!という作成支援サービスです。
小説にも当然これと同じようなことが言えるわけで、本書はそのノウハウ集となっている。

実に面白い。
「新人賞を取る」ということにテーマを絞った上でのノウハウ集なので、一般的な文章作成講座でもなければ、小説の書き方でもない。
新人賞狙いという明確なテーマがあるからこそ、紹介するノウハウが一般化つまり平凡化せずにすんでいる。つまり面白いという、わたし本のノウハウである「テーマは絞らなければ面白くなりません」と一致するのです。
読んでいて、気分爽快です。

これを読んだら、短編/中編小説がかけそうな気になってきました。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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