ヨーロッパ―統合への道(上)
2008/10/26 日曜日 – 14:55:39
書名:ヨーロッパ―統合への道(上)
著者:フローラ・ルイス、訳者:友田錫(ともだせき)
自分史を作成するうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を作成するときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。
ヨーロッパが欧州共同体として出発したのは欧州経済共同体(EEC)が始まりだ。それは1957年のことだ。
そこから連帯への活動は加速し、1993年に欧州連合(EC)となった。
共通通貨ユーロが発行されたのは、1999年。
中学や高校の社会の授業ではまだEECで「EC統合への道が模索されている」と記述されていたのを覚えている。
ヨーロッパというのはとてつもない地方自治を実践しているのだと思う。
現在の国々はそれぞれに外交・防衛・自治は徹底しているが、いずれそれも連携するのだと思っている。
そもそも民族が国と一致していないし、一致しなくても問題ないのだという事の証明ではないかと思う。
人類は仲良く生きていける(戦争不要)ことの証明になってほしい。
この本を読んで、つくづく複雑な構成になっているのだ、西ヨーロッパはと思ったのだった。
そして、戦争をしなくてすむために連携するのだということがよくわかった。