松本清張傑作短篇コレクション〈下〉
2008/10/13 月曜日 – 12:58:52
書名:松本清張傑作短篇コレクション〈下〉 (文春文庫)
著者:松本清張
自分史を作成するうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を作成するときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。
この傑作短編コレクションも3冊目。これでシリーズ読破と思うと、ちょっと寂しい。
のだけれど、中だるみだったのではないか。
宮部みゆきさんともあろう人が、もっと面白い小説を探し出してきても良さそうなモノに。
と思うのだが、このシリーズは松本清張さんの幅の広さをアピールするためにやっているのだろうと思うと、納得がいく。
それに松本清張は、長編の事件に巻き込まれた人が謎を解明していく話が得意の作家なので、これでいいのだ。そうに違いない。
わかったことは、筋の展開で強引なものも存在すると言うこと。
帝銀事件は、謎だらけと言うこと。
と言うわけで、松本清張さんの中で次に読むべき本は「小説帝銀事件」
作家を紹介し、読ませるシリーズとして、良くできている。
宮部みゆき、恐るべし!