未来いそっぷ
2008/10/13 月曜日 – 12:51:44
書名:未来いそっぷ (新潮文庫)
著者:星新一
自分史を作成するうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を作成するときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。
ちょっとした国内旅行をするとき、電車の中で読む本と言えば、興味のある分野の本か軽い小説に限る。
軽い小説の中でも、短編小説が向いている。
長編小説で、もしも先が気になる場合、目的地に着いたあとにまだ続きを読みたくなっていては刊行に差し支えが出るので。
短編の極みというものがショートショート。
というわけで先週末に信州に行ってきたので、星新一の本を持って行ったのだ。
鈍行で3時間ほど。ゆっくり読んでいって完読した。
星新一の本は、高校時代の愛読書で、高校時代の気持ちもよみがえってくる。
すてきな3時間を過ごすことができた。
あの頃、ちっとも不思議ではなかったが、30年経って、未来社会になっているので、ちょっと面白い。
星新一さんは、sf作家なので未来を想像している。
携帯電話を想像できなかったようで、でもポケットベルは想像できたらしい。
コンピュータはしょっちゅう登場するが、計算機としての機会なので、何ナノ仕事に取り込まれるとは想像できなかったらしい。
情報が電子データ化されると言うことは想像できなかったようだ。
代わりにロボットが活躍することを想像したようだ。
未来を予想すること、とても難しいことだ。
でもまたほかの本を読んで、星新一さんの予知能力をあれこれ調べたくなった。