文書の基本構造:序破急

2008/10/10 金曜日 – 6:55:15

文書の構成は、基本を抑えてこそ個性を光らせることができるのです。
今日は基本構成の1つ、序破急のことをお話しします。

自分史を作成するうえで、文章作成はメインの作業です。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

序破急は、能の展開から文書の基本構造に応用されたモノです。
文書構造に限らず、生け花の構成など、さまざまな分野に応用されています。

序とは、つまり書き出しです。ぽーんと1つのことを述べます。
破とは、序の受けです。前段のことをなるべくなら否定するような、ギャップのあるようなことを述べます。
急とは、終わり方のカタチです。「破」で見せた展開を「序」で述べたことに整合性をツケルのですが、なるべく端的に整合性をツケルと美しいモノです。

起承転結より難しい文書構造かも知れませんが、うまく型にはめると、実に「美しい文章」になります。

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