おしゃべり心療回想法

2012/2/4 土曜日 – 11:17:39


書名:おしゃべり心療回想法
著者:小林幹児

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

回想法とは、過去の記憶を語ることによって、豊かな気持ちとゆとりを取り戻すことだ。
これは認知症の予防や進行を抑えたり、改善する可能性があると言われている介護サービスに関わる人にとって、基礎知識のような存在になっている。
この本では、認知症に対してどのように有効かが実例を中心に解説されている。
本書では回想療法と表記されている回想法の行い方も、実例を元に解説されているので、具体的にイメージしやすい。
その代わり、実際に行う場合は、本質的な理解が必要だが、まあそれはそんなに難しいことではなさそう。
第4部には、現代日本の医療保険制度と介護保険制度の目ざす行き先を踏まえての高齢者が置かれる立場が論じてある。
それも体制批判でもなければ、厳しい環境だががんばろうという精神論でもない。現実を客観的に受け止めて前向きに生産的に生きていこうという提案だ。


チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

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