読み手に新しい発見を提供する
2012/1/2 月曜日 – 15:32:36文書を強くするために欠かせない要素は、もう一つあります。それは次回に!
と予告していたことです。
自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。
もう一つというのは、「発見」です。
強い文書には、共感と発見があるのです。
もし、発見がなかったら。
読み手は、共感してくれていますので、書き手に対しては、親近感くらいは持ってくれます。
でも、その文書に書かれていることは、そもそも読み手が持っている情報です。
つまり、何の付加価値もない情報なのです。
あるいは、書き手と読み手に何かしらの接点がある(それが共感)という情報だけです。
もちろん、読み手が何を知っているのかを書き手は推測することしかできません。
読み手とはどんな人なのかを絞れるだけ絞っていれば、その読み手がすでに押さえている情報は、何だろうということを推測もできるはずです。
その読み手がまだ知らなそうな事を書いておけばよいのです。
無難なところでは書き手独自の主張です。
共感と発見。
世相史に限らず、文書を書くときに意識しておきたいことです。