カテゴリを洗い出す
2011/11/28 月曜日 – 11:01:25世相史という言葉を耳にするようになりました。時代時代を独自の視点で切り取って読み解いた文書です。
この世相史、どうやって書くのでしょうか? その手法を解説していきます。
自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。
世相史といっても幅広く、ましてグループで書くということになれば、採り上げるテーマを決めておかなければ、検討すらできないことになります。
もし、万が一、一人で書くことにしても、漠然と考えていても、文字の神様が降臨してくれない限り、何一つ書き出すこともできません。
そのテーマですが、まずはカテゴリ(分類項目)を洗い出すことから始めます。
そのグループが検討したり、意見を述べたり、時代を切り取ったりすることが可能な分野(ジャンル)は何なのかを具体的に書き出して、グループ内で共有するのです。
作文のネタ出しと同じように、採り上げる採り上げない、つまりボツになるかどうかは洗い出したアトに決めます。
『これはボツだな』と各人の頭の中で判断せず、洗い出した上で、ボツにするかどうかを決めるようにします。
テーややカテゴリ選定の過程で、どれだけをボツにしたかという痕跡は、その後の質の向上によい効果を及ぼします。
くれぐれも。
「ボツを覚悟で、カテゴリ候補を多めに洗い出す」