試験に合格する論文・作文の技法

2008/10/1 水曜日 – 19:28:22


書名:試験に合格する論文・作文の技法
著者:小池澄男

自分史を作成するうえで、文章作成はメインの作業です。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

他人がどう思っているかは確認していないが、ぼくは作文が得意で自信もある。
しかしながら、ほかの人がどんなことを言っているかという情報収集のため、文章読本をときどき読む。
なるほど!と思ったものは、咀嚼して自分のものにする。

このような邪心でもって、この本を読んだのだが、ちょっと期待はずれだった。

教授していることは実に具体的なのだが、目新しいノウハウではないのだ。
「誰もが言っていること」「いつかどこかで聞いたようなこと」はNGテーマなのだ。
にもかかわらず、小池さんは主張している。

内容は具体的で実例を惜しんでいない。
模範作文集もある。

なのだが、このような作文がホントにポイントが高いのだろうか? 平均点または平均点ちょっと上を取れるとしたら、それでいいのかもしれないが、それがお手本だろうか?

なるほどっ! こうすればいいのか という魅力がない模範作文なのだ。
「この程度にまとめていればいいのか」と安心するための模範作文なのだ。
実につまらない、読み終わって「時間損した」と思う作文(論文)は、足切りテストなら合格するだろうが、選抜試験なら、危ういと思う。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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