対象者別マニュアル
2011/9/10 土曜日 – 10:07:16啓学出版(今は存在していない)発行のマニュアルバイブル(絶版)という本があります。
この本から学んだことの一部をここに紹介していこうと思います。
対象者別マニュアル
自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。
用途を限定してマニュアルを作ったら、きっと分かりやすいものになるだろう!
ということは、誰もが思いつくだろう。
ということで企画されたのが、
かんたんスタートアップガイドというような名称の大判ペラ(1枚もの)の初期設定マニュアル。
まだWindows95の頃だった。
上司のkさんが、「野見山さん、大判ペラですよ。これだとわかりやすいですよ」とアイデアを披露してくれた。
kさんが思い付いたのか、何かを見て参考にしたのかは分からないが、ぼくに大判ペラの形態を教えてくれたのは、kさんだ。
当時、ぼくはプリンタのマニュアル制作部門にいて、プリンタと言えば、見た目からなかなか、お客さんはマニュアルの必要性を感じてくれず、勝手にパソコンに接続して、印刷できない!とサポートセンターの方々を悩ましていた。
「大判ペラなら、一目で工程が分かるからさ!」kさんは自信満々だった。
そうして、その企画が通り、やがてプリンタに限らず、初期設定は大判ペラという流れは確立した。
他社の動向を研究していなかったので、大判ペラがkさんの発案かどうかは分からないが、今でもkさんのセンスには感心している。