対象者を分析する:ユーザーと読者
2011/9/1 木曜日 – 12:11:22啓学出版(今は存在していない)発行のマニュアルバイブル(絶版)という本があります。
この本から学んだことの一部をここに紹介していこうと思います。
対象者を分析する:ユーザーと読者
自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。
マニュアルの読者?利用者?といっても、マニュアルを必要とする動機によってさまざまだ。
マニュアルを参考書として、ある商品に詳しくなろうとする人は、積極的に読んでくれるだろうし、始めから終わりまで読破してくれる。
一般的な消費者つまりとある商品の利用者は、できればマニュアルを読まずにすませたいと思っている。
テレビや電話は、最初に設定が必要だから読むけれど、近くに設定できる人がいれば、その人に丸投げしてマニュアルを開くこともないだろう。
やがて、そのような人は、トラブルが起こったときに、マニュアルの存在を思い出し、かつ頼りになる人が近くに存在しないことを確認したら、マニュアルを開いてくれるかもしれない。
マニュアルは必要に迫られたら読むが、必要がない限り読まれない。
マニュアルを始めから終わりまで読破する人はほとんどいないと言うことである。
つまるところ、マニュアルはちゃんと読んでもらえないことを前提に作るものなのだ。
このことに気付くのに、ぼくは4年かかった!