パリ・その周縁
2008/9/29 月曜日 – 19:32:01
書名:パリ・その周縁 (明治大学公開文化講座)
著者:明治大学人文科学研究所編
自分史を作成するうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を作成するときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。
講演会の講演の内容をまとめた本だ。
講師は4人。およびその司会者。
講演の後に質疑応答がある。
講演会の内容をまとめるということは、話し言葉を文章にすることだ。
そしてそれは変換すればすむ問題ではない。
この本も一応口述を文章化しているので、文章としてはちゃんとした日本語なのだが、文章化した後に、講師の人にリライトしてもらっていないんじゃないかと思う。
その理由は、講演の後の質疑応答が、臨場感がないのだ。
講演自体は、それぞれの講師の人が趣向を凝らしているので、読めるのだけれど、それを聞いた直後の質疑応答にしては、話がかみ合わない。
これはきっと、ライブではもっと面白い話があったのにそれがカットされているに違いない!