紋切り表現の使い方「嬉しい悲鳴」

2008/9/26 金曜日 – 8:44:03

紋切り型の表現は、作文のお作法としては好ましいものではありません。
では絶対使ってはいけないのでしょうか? そんなことはないのです。使い方次第なのです。

自分史を作成するうえで、文章作成はメインの作業です。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

今日は「嬉しい悲鳴」を例にしてみます。

ポイントはたったの2つです。

・現実味を持たせられないか?
・文字どおりの表現にできないか?

良い意味での予想を上回る状況の所作ですが、実際、悲鳴を上げる人はいないと思います。

ならば、カンタンですね。
現実味を持たせればよいのです。

例えば商売をやっている方で、オススメ商品が売り切れてしまったとします。
「売り切れです、すみません」と天待っても、それがほしくて来店したお客さんはなかなか帰ってくれません。
予約販売はしない方針だったのに、再入荷の際に優先販売の約束をせがまれてしまったとか。
普段なら行わない異例の対応を具体的に描写すればよいのです。

探せばいくらでもありそうです。その中でいちばん人の気を引くようなものに置き換えてみましょう。

具体的に描写できないのなら、それは「うれしい悲鳴を上げる」状況にないということです。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

Post a Comment