スキップや後戻りはマニュアルをダメにする
2011/7/15 金曜日 – 19:06:06啓学出版(今は存在していない)発行のマニュアルバイブル(絶版)という本があります。
この本から学んだことの一部をここに紹介していこうと思います。
自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。
スキップや後戻りはマニュアルをダメにするというのは、そうなのです。
しかし、これを排除すると次のデメリットが発生します。
・参照が多くなる。
・重複が多くなる。
操作手順では、少なからず同じ手順というものが増えてきます。
同じ手順事を何度も書くと「似たような説明文なので、読み手は同じ事が書いてあると誤解する可能性が高まります。
マニュアルの読み手というものは、きちんと読んでくれないからです。
そうすると、同じ手順を1箇所で記述し、必要に応じて、該当箇所を参照させるようにします。
情報の重複がなくなりますが、「スキップや後戻り」を頻繁に要求することになり、マニュアルを読む使うという操作性が悪くなるのです。
制作の現場では悩みどころです。
構造的に、スキップや後戻りしない目次構成にするのは当たり前のことなのですけどね。