紋切り表現の使い方「ガックリと肩を落とす」

2008/9/24 水曜日 – 4:17:26

紋切り型の表現は、作文のお作法としては好ましいものではありません。
では絶対使ってはいけないのでしょうか? そんなことはないのです。使い方次第なのです。

自分史を作成するうえで、文章作成はメインの作業です。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

今日は「ガックリと肩を落とす」を例にしてみます。

ポイントはたったの2つです。

・現実味を持たせられないか?
・文字どおりの表現にできないか?

気落ちしたときの所作ですが、実際、こうする人は多いのではないでしょうか? ぼくもよくやります。

ならば、カンタンですね。
現実味を持たせればよいのです。

例えば肩掛け型のカバンをしょっていたのなら、カバンがずり落ちてしまいます。
いかり肩の人なら、急になで肩になったように見えます。

探せばいくらでもありそうです。その中でいちばん人の気を引くようなものに置き換えてみましょう。

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