紋切り表現の使い方「ぺろりと平らげる」

2008/9/20 土曜日 – 9:15:48

紋切り型の表現は、作文のお作法としては好ましいものではありません。
では絶対使ってはいけないのでしょうか? そんなことはないのです。使い方次第なのです。

自分史を作成するうえで、文章作成はメインの作業です。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

今日は「ぺろりと平らげる」を例にしてみます。

ポイントはたったの2つです。

・現実味を持たせられないか?
・文字どおりの表現にできないか?

完食したときの所作ですが、食事のマナーではお皿をなめてはいけませんよね。
ならば、カンタンですね。
現実味を持たせればよいのです。

洋食なら、スープ皿に残ったスープ。
おさじではすくえません。でもパンをちぎってしみこませることならできそうです。
あまり上品とは言えませんがマナー違反ではありません。

和食なら、ご飯茶碗に残ったご飯粒。
箸使いの上手な人ならご飯粒一つもつまんで食べることができます。
あまり箸使いが得意でない人なら、つまめません。

探せばいくらでもありそうです。その中でいちばん人の気を引くようなものに置き換えてみましょう。

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