清水義範の作文教室
2011/6/3 金曜日 – 11:43:23
書名:清水義範の作文教室
著者:清水義範
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
子どもたちの作文がなんと面白いことか。
面白いモノを選りすぐって掲載しているから当たり前なのだが、10人足らずの大人たちを集めて一年間作文を書いてもらったとして、これほど面白いモノができるだろうか。子どもってすごいと感心する本だ。
また子どもたちに作文を教える代わりに、その楽しみを享受している清水義範ってすごいと思う。
子どもとは成長するモノで、ある時点に着目して評価することが以下にくだらないか、ある期間の成長ぶりを評価することが本質なのではないかとということも考えさせられた。収穫の多い本だった。
こっちが先に出版されているが、同じ著者の『わが子に教える作文教室』と同じ内容の本だ。
わが子に教える作文教室は週刊誌のエッセイの書籍化だそうだが、これを認めるかどうかは出版社の方針になるのだろうけれど、ちょっと気になる。