「超」読解力
2011/5/3 火曜日 – 14:51:07
書名:「超」読解力 (講談社+α新書)
著者:三上直之
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
ビジネスにおいて、最も必要なものは読解力である。そのことに気付いたのがなんと先月。
今まで何をやってきたのだろうというと、普通に生きていたのだが。
これまでテクニカルライターとして生きてきたので、読解力つまり読むチカラより書く力のほうが重要と思っていたからなのだ。
さて、そこで読解力について調べてみようと思って読んだのがこの本。
表番がよいから手にしてみたのだが、なるほど実に説得力がある。
どこに説得力があるのかというと、それはテクニックを公開し、それを実演しているところ。
これにより、この本が推奨しているアリストテレスの説得術の3つとも利用しての説得力だから、ないはずがない!
ただし、この本にも1つだけ弱点があって、それはこの本のテクニックが有効なのは、
「まっとうな文書のテーマを読み取る場合」に限られるところだ。
しかし、世の中にはまっとうでない文書は多いと思う。
また、文書のテーマ以外を情報収集するために読む機会はけっこう多いと思う。