悪質商法で得た違法収益を業者から没収し、被害者救済に
2008/3/2 日曜日 – 10:39:04政府は1日、悪質商法で得た違法収益を業者から没収し、被害者救済に充てる権限を消費者行政の一元化組織に付与する方針を固めた。
確か、福田内閣は、「消費者行政」をキーワードにしているので、その一環だろう。と言っても「方針を固めた」のであってまだ実行手順には進んでいないけど。
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自分史を作成するときに必要不可欠なものは自分史のネタです。
自分史のテーマとして地味なテーマを選んでも、ネタ次第でとても面白くなります。またテーマがどんなに希少価値があったり、興味をそそるものであっても、持ちネタが乏しければ十分な吟味で取捨選択できずにすべての持ちネタを使わざるを得ないことになります。自分史を作成するときにネタが豊富にあるかどうかは、読んでおもしろい、チョイ上の自分史を作成しようと思ったらため込んでおくに限るのです。
ここでは、自分史のネタ集めとして、ニュースを元に思い返す出来事を書いていきます。
今から15年ほど前のある日曜日、ぼくが洗濯物を干していると、女性二人組がやってきた。
「手を見せてください」と言うので、見せると「あなたの親指には仏様が見えます。もう少し詳しく見せてもらっていいですか?」と言う。家に上がって詳しく占わせてほしいと言うのだ。
なんだそりゃ、と思いながら、ヒマだったので家にあげた。
(いろいろ話を聞くと、どうやら印鑑売りだった。
最初は手相を見て、次に名前を聞いて、姓名判断を始める。
極めつきは「あなたの前世はお殿様です。そして腰元に手をつけ過ぎました。その業により、あなたには女運が悪いのです」
何を言っているんだ、このバカ二人組は!と思いながらも、続きの話を聞いた。
「この厄をはらうには、毎日お経を唱えなければいけません。お経は1回唱えるのに2時間かかります。できますか?」
「できません」当たり前だ、サラリーマンなんだから。それに我が家は神道であり、ぼくは仏教徒ではない。
「そうですよね。どなたも2時間の読経の時間はなかなか取れません。そう言うお忙しい方には、もう一つの方法があります。それは、この印鑑を押すと、お経を1回唱えたことになるのです。」
「その印鑑じゃないとダメなのですか?ぼくは印鑑なら持っていますよ」
「ダメです。この印鑑は厄払い用に作られたものなのです。例えばこの長さですが8cmなのです。8という数字は末広がりの縁起のよい数字なのです。」
「8というのはわかるけど、何で単位がcmなのですか?寸とかインチでは8にならないけど、霊験あらたかなものにするのにはcmじゃないとだめなのですか?」
「単位のことはよくわかりません。そう言う理屈ではないのです」
ほかにも、厄払いをしなかったためにお墓にひびが入った写真などを見せたり、ごちゃごちゃ言っていたけど、こちらからのしつもんには「そう言う理屈ではないのです」の一点張り。
(やっぱり、なんだこのバカ二人組は)の印象のままだった。
二人組は帰るときに「今日、お話ししたことは私たちが独自に調査して考えてやっていることですから、販売元の印鑑店とは何の関係もありませんから」と言い残して去っていった。
この二人、営業成績大丈夫か? と思いながら、その日の午前中は過ぎていった。
One Response to “悪質商法で得た違法収益を業者から没収し、被害者救済に”
ボクの所にも、学生時代に印鑑売りの女性二人組がやってきました。
ボクに対しては、最初に「何百人に一人の福顔」であることを、二人からべた褒めされました。
次に手相を見られ、また「何百人に一人の良い手相を持っている」と、またまた二人からべた褒めされました。
印鑑販売は、相手を褒め殺すとばかり思っていましたが、けなす事もあるのですね。
By saka on 3月 3, 2008