雁渡し―藍染袴お匙帖

2011/3/2 水曜日 – 11:02:07


書名:雁渡し―藍染袴お匙帖 (双葉文庫)
著者:藤原緋沙子

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

江戸時代に限らず、人は強くなければいけないのかと思うと寂しくなるが。
いい人であるためには強くなければ、娯楽小説の主人公にはなれないと思う。

うまいなと思うのは、主人公千鶴の生い立ちなど分からないうちから、感情移入して読み進められること。
第1巻を読んでいないのだが、支障なく読むことができる。
誰なんだ、この人は?という関係者が登場してくるのだが、気になって進まないということもなしに、読んでいくうちにどのような人間関係かが明らかになっていく。
第4話でようやく、どのような家庭環境にあったのか、そのなぞ解きがテーマになっているのだが、それも面白い。


チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

Post a Comment