会話はリアルに
2011/2/28 月曜日 – 8:59:27文書の書き方のちょっとしたコツの紹介です。
砕けた文章になるという弱点がありますが、会話はリアルにした方が活き活きとした文章になります。
自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。
例えば。
あいつと仲良くなったのはともに山口百恵ファンだったことだ。
レトロな居酒屋で流れた山口百恵の曲をきっかけに歌謡曲談義で盛り上がったのがきっかけだった。
と書くよりも、
「あいつと仲良くなったのは、レトロな居酒屋で飲んでいるときだった。
BGMで山口百恵の『愛に走って』が流れた。
あいつが「愛に走ってか、好きだったなー」と口走った。
「えっ、お前山口百恵ファンだったの?」
「そうだよ」
「でも、お前の年だと松田聖子とかじゃないの?」
「同級生はそうだったけど、おれは山口百恵だった」
「へーえ。オレは乙女座宮がいちばん好きだな」
「ああ、あれもよかったね。おれはいい日旅立ちだな」
「売れたね!」
歌の寸評で盛り上がったのが、始まりだった。
のほうがリアリティ(説得力)がありますよね。