マニュアル制作の実践-27-
2011/2/15 火曜日 – 15:06:07マニュアルはどのように制作されていくのかを説明しながら、テクニカルライターの仕事ぶりや考えていることを紹介していこうと思います。
お題は「おにぎりの作り方」です。これなら、誰もが内容を想像できますからね。
自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。
といっても、推敲段階になると、一般的な話に終始しそうです。
「マニュアル制作の実践-24-」であげた項目を一つずつ確認していきます。
・表現は適切か
これは商品の種類に関わらず、一般的にわかりにくい表現になっていないか、誤字脱字はないか、というチェックです。
ポイントは「分かりやすい表現か」というチェックではなく、「わかりにくい表現になっていないか」というチェックということです。
なぜなら、「分かりやすい」というのは複合的な結果なので、チェックしようがないのです。
でも「わかりにくい表現」というのはチェックできるのです。
次のようなことをすると分かりにくくなります。
・同じ意味のことを複数の言葉で示す
・便利な言葉(複数の意味を持つ言葉)を使いまくる
・単文化できるのに、複文や重文にする
・行為と結果をごちゃまぜにする