マニュアル制作の実践-26-
2011/2/3 木曜日 – 11:53:55マニュアルはどのように制作されていくのかを説明しながら、テクニカルライターの仕事ぶりや考えていることを紹介していこうと思います。
お題は「おにぎりの作り方」です。これなら、誰もが内容を想像できますからね。
自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。
推敲段階になると、一般的な話に終始しそうです。
「マニュアル制作の実践-24-」であげた項目を一つずつ確認していきます。
・原稿が正しいか
機械的にチェックできるはずの項目です。
操作手順通りに操作できるのか、
仕様書どおりに記述しているのか、
誤字脱字がないのか、
という感じでチェックしていきます。
できれば書いた人以外がチェックするのが望ましいのです。
かといって、素人チェックがよいのかというと、不適切な場合があるのです。
興味のある人しか使わない商品などには素人の目でチェックしても意味がありません。
例えば、映像編集ソフトは映像に興味のない人がチェックしては、ターゲットとするお客さんののニーズに応えられません。
でもワープロソフトは文書作成に興味のない人がチェックするのは、適切です。
このようにターゲットとするお客さんに近い人にチェックしてもらうのが理想です。