女性のための自分史塾
2011/1/7 金曜日 – 14:15:27
書名:女性のための自分史塾
著者:瀬谷道子
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
自分史を書くのに男も女もないだろうと思っていたが、この本を読んで意味があることに気付かされた。
それはこの本でいうところの自分史の作者の方々が長寿者だからだ。
彼女たちが若かった頃は、男社会だったのだ(今も多分に男社会だが)。
そのため、自分史などという自己主張は女のするモノではないという既成概念を打ち破るために、女性専用の自分史塾が構築されたというわけだ。
この本には、この自分私塾の方々の自分史を、著者がダイジェストの形で紹介している。
これも多分に著者の文才のおかげかもしれないが、これがまた佳作ばかりで興味深い。
身の丈にあった視点で綴られている文章は強い。