言葉の豆知識:故事成語-49-
2010/11/28 日曜日 – 10:35:45故事成語の紹介です。
権兵衛が種蒔きゃ烏がほじくる
自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。
権兵衛はお百姓さんの代名詞みたいなモノです。
ある日のこと、権兵衛産が畑で種を蒔いていました。
するとそこへ、烏がやってきました。
自分が食べるためか、いたずらなのかは分かりませんが、蒔いた種を烏がほじくり出したそうです。
そこからできた故事成語です。
意味は、苦労して成し遂げたことを、ちゃぶ台をひっくり返すようにぶちこわすことです。
それも、成し遂げたらすぐにぶちこわすのです。まるで待機しているかのように。。。
やっていることは悪質きわまりないですが、権兵衛と烏ではなんだか長閑です!
この言葉、確か 明治製菓のカールのCMに使われていたかと思います。