マニュアル制作の実践-14-
2010/11/25 木曜日 – 10:23:29マニュアルはどのように制作されていくのかを説明しながら、テクニカルライターの仕事ぶりや考えていることを紹介していこうと思います。
お題は「おにぎりの作り方」です。これなら、誰もが内容を想像できますからね
自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。
「おにぎりの作り方」の目次を実際に作っています!
前回は、「初級編のおにぎりの作り方-用意するモノ」の項を考えてみました。
今回は、「初級編のおにぎりの作り方-分量と完成までの時間」の項を考えてみます。
まずは、「用意するモノ:道具と食材」と同様に、思いつくだけ項となりそうなモノを挙げていきます。
分量?
一人前の量、100gでどのくらいのおにぎりができるか、ご飯茶碗いっぱいでどのくらいのおにぎりができるか。
単位を変えることで、異なる視点での分量を明らかにできますね。
そして、初級編なので、これらの換算ができない人が対象です。ならば、異なる視点での分量つまり単位ごとの分量を記載することは有効ということになります。
完成までの時間?
前回で、炊きあがったご飯からおにぎりを作る話にしました。
となれば、ここでいうところの「完成までの時間」はおにぎりを握っている時間ですね。
初心者が握るのであれば、人それぞれ、うまくいったら早いし、手間取ったら遅くなるでしょう。目安として、この時間で完成したら、あなたは順調に握れたという事になりますよという時間を案内すればいいことになります。
ただし、人間の欲望として、匠やおにぎり職人はどのくらいの時間で1つのおにぎりを作るかも知りたいところですね。
分量と完成までの時間
├─一人前のおにぎりとは
├─100gでできるおにぎり
└─ご飯茶碗いっぱいでできるおにぎり
ということになりますね。