マニュアル制作の実践-11-

2010/11/25 木曜日 – 10:20:57

マニュアルはどのように制作されていくのかを説明しながら、テクニカルライターの仕事ぶりや考えていることを紹介していこうと思います。
お題は「おにぎりの作り方」です。これなら、誰もが内容を想像できますからね。

自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

前回までで、目次構成の考え方をひととおり話しました。
では今週からは「おにぎりの作り方」の目次を実際に作ってみます!

おにぎりの作り方のマニュアルですから、作業者を育成するマニュアルということになります。
そこで、マジックナンバー3を使って、3種類の作業達成レベルを設定します。

簡単に言えば、初級/中級/上級の3レベルの「おにぎりの作り方」を説明するというわけです。
そのためには、初級/中級/上級のレベル分けというか、定義をしなければいけません。

初級:おにぎりの形状をした食品を作ることができる。
中級:素材と具を考慮したおにぎりを作って、食べた人に美味しいと言わせる。
上級:おにぎり職人、匠の技を駆使したおにぎりを作ることができる。

なんてことを思いつきましたが、果たして上級の作り方を説明できるでしょうか?
と不安になるかもしれませんが、自分で集めた情報を上記の3グループに振り分けていけばいいのです。
製品の取扱説明書を作る場合は、上記で言うところの上級の作り方は、仕様書と製品があり、開発者もバックアップしてくれる環境にあるのですから、大丈夫なのです。

今回は、章節項の章を考えてみました。

チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

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