夏の庭
2010/8/31 火曜日 – 10:17:01
書名:夏の庭―The Friends (新潮文庫)
著者:湯本香樹実
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
死に興味を持った小学生が、近いうちに死にそうなおじいさんを発見して、見張りを始める。
と言うところから始まるドラマなのだが、文学賞も取っているのだが、ちょっと弱い。
やがて、おじいさんと子供たちに友情が芽生えるのはかまわないが、そこに至る前段階での、子どもの純粋なある意味残酷な好奇心が描かれていない。
悪者を描けないのは、作者の良心か力不足か?