言葉の豆知識:故事成語-34-
2010/8/15 日曜日 – 11:50:53文章を書くテクニック・文書を作成するノウハウ、メールやビジネス文書のコツ。
文書を書くのに便利な情報を毎日公開しています。
今日は故事成語の紹介です。
自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。
国乱れて忠臣見(あらわ)る
「見る」と書いて「あらわる」と読むそうです。
うまくいっているときは、誰が忠臣で誰が不忠者かは分からないそうです。
しかし、うまくいっていないときは、誰が忠臣で誰が不忠者かがはっきりするそうです。
これを現代に当てはめると、「国乱れて、知恵者あらわる」ですね。
忠臣といっても、支配者が不明ですからおそらくは、有能な人という意味に置き換えました。
2001年春の自民党存亡の危機のときの小泉元総理でしょうか。
2001年より、2010年の方が国家としては危機が高まっているのですが、救世主という人はいるのか、いないのか。
それともまだ、「国が乱れる」までいっていないから、「忠臣」が現れないのか。