1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方
2010/6/18 金曜日 – 11:41:29
書名: 1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方—儲けのネタが今すぐ見つかるネットマーケティング手法
著者:滝井秀典
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
2006年の発行なので、その当時の状況を考慮して読む必要があるが、誠実な本だ。
インターネットで稼ぐということを取り上げた本は多いが、過半数は自分の個人的な体験をさも一般論のように解説している。
なぜ、そんなことになっているかというと、「商業出版」を意識しているからだ。
あなたの個人的な成功体験は、そのままではただの自慢ですよ。
そんな本を出しても人は買ってくれませんよ。
読者が、「役に立つ」と思うようなことを書きましょう!
なんてことを編集者だか出版プロデューサーかに説得されて、そんな一般論でもない情報を無理にでっち上げていく。
かくして、ゴミ本が増え、タイトルに惹かれて買った人が不満を述べ、しかし本は売れ、編集者だか出版プロデューサーはますますやる気がわいていく。
そのようなえせ一般化をしていないわけではないが、この本の良いところは数字で示そうとしているところだ。
説得力を持たせるために定量表現は効果的なレトリックだ。
その意味で、誠実な本といえる。