ステップファザ-・ステップ

2010/5/29 土曜日 – 13:34:08


書名:ステップファザ-・ステップ (講談社文庫)
著者:宮部みゆき

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

宮部みゆきはどうやら、中学1年くらいの男の子が好きらしい。
この本に出てくる、直と哲は一卵性双生児で、ものすごく賢く生活力がある。
設定は違うが、弓之助(ぼんくら、日暮らしなどに登場)に似ている。
その可愛らしい男の子に、プロの泥棒グループが絡んで、難事件を解決というストリー。

主役側に回った登場人物は、たとえ泥棒であっても善人になるのも、宮部作品の特長。
突き詰めて生活感のない、しかし日常茶飯事に終われているという、不思議な人たち。

いつもなら、練り込まれたプロットにほれぼれするのだが、この本に限っては、主人公たちの人としての魅力に翻弄される1冊だ。

チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

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