気軽に自分史

2010/5/20 木曜日 – 17:14:08


書名:気軽に自分史―楽しく書こう、あなたの“歴史書”
著者:近江哲史

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

社史編纂を職業としていた人が、定年退職後にその経験を生かして、自分史に注目して、自分史教室を主宰し、そこでのノウハウをまとめた本ではないかと思う。

実践的というか、実際の教室での経験を踏まえて書かれているようだ。
近江さんの自分史教室が偲ばれる。

そして、どうやら近江さんはアイデアマンらしく、こんな自分史がいいんじゃないですか、あなたの自分史はこうすれば良くなりますよと、アドバイスをくれそうだ。
ただ、1つ弱点をあげるとすると、アイデアマンの陥る弱点なのだが、可能性に走り、現実的でない提案をしてしまうこと。

若い人に「30年後に各自分史を想像して、今書きましょう」なんて、小学校でやるところのタイムカプセルに20年後に自分に渡す手紙のパクリだろう。
純真無垢な小学生ならかけるだろうが、二十歳過ぎの大人ならかけないのではなかろうか?
それよりは、二十歳過ぎの現時点での自分史でいいじゃないかと思うのだった。

書名にもあるように、「楽しく書こう」ということは伝わってくるし、共感する。

チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

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