夢にも思わない

2010/5/5 水曜日 – 12:43:19


書名:夢にも思わない (角川文庫)
著者:宮部みゆき

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

その小説が真に面白いかどうかを見極める方法がある。
もう一度読んでみることだ。
もう一度読んでみて、最後まで読むことができれば、それはよくできた小説だ。
最後まで読んで、「面白い」と思えれば、それはとてもよくできた小説だ。

宮部みゆきの小説の場合、そのほとんどが「よくできた小説」だ。
この「夢にも思わない」もそうだ。
犯人が誰だか分からない。4/5くらい読んで、「どうも怪しい」というヤツが出てくる。
そして最後まで読むとその「怪しいヤツ」は犯人ではなくて、「怪しかった理由」も納得のいくもので、改めて宮部みゆきの構想力に惚れてしまうという仕掛けだ。
ただ、つぶやきのような地の文が玉にきずだけれど。

自分史を書くならわたし本の文研ビズ

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