骸骨を乞う
2010/5/3 月曜日 – 18:07:59文章を書くテクニック・文書を作成するノウハウ、メールやビジネス文書のコツ。
文書を書くのに便利な情報を毎日公開しています。
今日は故事成語の紹介です。
自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。
「骸骨を乞う」の意味は、なんと、高級官僚が辞職を願い出ることだそうです。
あまり聞いたことない表現だと思います。
その昔、中国では、臣下が君主に使えることは、自らの肉体を捧げる事に匹敵しました。
休みなんてなかったのです。すべてが君主のもので、24時間365日、君主に使えることを誓ったそうです。
では、退職を願い出るということは、肉体を捧げてしまったとはいえ、骨はまだ残っているはず。
じゃあ、退職するので、「骨だけは返してください」ということで、「骸骨を乞う」というわけです。
でも、官庁の事務次官が「骸骨を乞う」と言って、何人の大臣がその意味を理解するでしょうか?
気になりますね。