サービスマニュアルって?-2-

2010/4/8 木曜日 – 9:37:33

文章を書くテクニック・文書を作成するノウハウ、メールやビジネス文書のコツ。
文書を書くのに便利な情報を毎日公開しています。
ぼくはテクニカルライターをかれこれ20年やってきました。
そこにも、作文のテクニックが隠れているかも!?

自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

8ミリビデオのサービスマニュアル。
今では「8ミリビデオ」そのものが売っていませんが、当時は家庭用ビデオは8ミリビデオが主流だったのです。1990年頃のことです。

サービスマニュアルというのは、修理方法を記述した説明書で、読む人はサービスマン。
一般の取扱説明書と違って、「必ず読んでもらえる」マニュアルです!
これがポイントだなと思ったぼくは、きちんと書く、検索性に優れた目次構成、などといった事を実現していこうとやる気満々でした。

でも、サービスマニュアルは、その前にとても優先されることがあったのです。
それは何かというと。

読み手であるサービスマンの都合を最大限考慮する、ということです。

ぼくはメーカー勤務でした。サービスマンは、その販売会社勤務ですが、取り扱う製品は、そのメーカーの8ミリビデオに限ります。そして、そのメーカー製の8ミリビデオなら全部修理します。
つまり、そのメーカー製の8ミリビデオのサービスマニュアルはすべて読破し、活用しているのです。

これが作る側にどんな影響があるかというと、
・今までと同じ構成、同じ制作方針で作らないと混乱をきたす
ということなのです。

自分史を書くならわたし本の文研ビズ

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