パーフェクト・ブルー

2010/4/5 月曜日 – 11:03:39


書名:パーフェクト・ブルー (創元推理文庫)
著者:宮部みゆき

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

その小説が面白いかどうかを確かめるには、『もう一度読んでみる』事だと思っている。
途中で放り出してしまうか、最初と同じように感動するか、2度目は、ちょっと異なる琴線に触れるか、だ。
このパーフェクトブルーを読んだぼくの場合は、『2度目は、ちょっと異なる琴線に触れる』というものだった。

もともと、テレビの2時間ドラマの犯人にも気がつかないタチなので、宮部みゆきのミステリーの犯人が分かるわけもなく、結末でびっくりするのだが、そんなことととは異次元の動揺がある。

他の小説にも見られる、必ず1つは入れる社会への警鐘は愛嬌だが。
登場人物の役割設定の巧みさ。拡がった話のまとめ方。
もう、それは松本清張や三島由紀夫に並んでいる。

自分史を書くならわたし本の文研ビズ

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