福岡県の歴史

2008/2/24 日曜日 – 15:31:43

書名:福岡県の歴史 (県史)
著者:川添昭二、武末純一、岡藤良敬、西谷正浩、梶原良則、折田悦郎

自分史を作成するうえで、市販の書籍を参考にすることはよいことだと思います。もちろん度を超して盗作になってはいけません。
プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
また自分史として自分の知識と経験を綴るにしても、情報収集は必要です。取材に行くこともあるでしょうし、参考文献を読破するも必要なことです。
ここではわたし、野見山肇が読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。

生まれと育ちが福岡県です。福岡といえば博多が有名ですが、ぼくはそこではなく筑豊の生まれです。廃れきった筑豊炭田が有名ですが、ぼくが生まれた頃にはもう閉山していました。その残骸のボタ山で遊んでいました。小学生の頃、ボタ山に花が咲いた絵を同級生が描いて、新聞に載りました。ボタ山には30年花も咲かないといわれていたので、それが珍しかったのでしょう。

この本は2cmを超える分厚い本ですが、読んでいて興味をそそるのはただひたすら、「有名かどうか」だけなのでした。
それじゃ、ちっとも福岡県の歴史を学んでいないじゃないかと、突っ込まれるかもしれませんが、大半の福岡県人なら、きっと同じ読み方をすると思います。有名かどうかはとても気になることなのです。

菅原道真:太宰府に左遷されたと思っていた。
からくり儀右衛門(田中久重):久留米出身。日本一の細工師で、東芝の前進となる田中工作所の始祖。
貝原益軒:学者。養生訓の著者
真木和泉:久留米出身。尊王攘夷派。
高杉晋作:福岡藩に一時亡命。

ぼくは、黒田官兵衛が好きなのですが、黒田藩の血筋は6代で途切れて、一橋家から養子を迎えたそうです。
また幕末に黒田藩は活躍していないので寂しく思っていたら、それはぼくが知らないだけで、長州藩に同情的な活動をするなどやることはやっていたようです。ただし妨害が入るとすぐ挫折しているようです。「飽き易すの好き易す」という気質なのでしょうか?

最近は偽装/偽造ばやりですが、福岡県もすごいことやっています。
黒田藩祖長政の遺言の書」というものが有名なのですが、実はこれが偽造の書だとか。
また明治維新頃の財政悪化対策に偽金作りを藩として行うことにしたとか。ほかの藩でもやっていたが、なぜか福岡藩だけばれて、日本で最初の廃藩置県されてしまったとか!
でも、日本で最初だから、まあいいか。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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