驟雨ノ町

2010/3/29 月曜日 – 14:17:38


書名:驟雨ノ町―居眠り磐音江戸双紙 (双葉文庫)
著者:佐伯泰英

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

奉公は、今の新入社員研修とは、比べようもなく、大変なことだろう。
まして、職人の世界では。

その大変さは、多少なりとも分かっているはずの、幸吉が宮戸川を飛び出すのだ。
幸吉の性格からいって、つらくて逃げ出すはずがないことは、鉄五郎親方も承知のこと。
戻ってきたら、一から鍛え直してくれるとのこと。
であれば、しっかり、ちゃっかりものの幸吉なので、心配はいらない。

とはいうものの、「もうちょっと、戻ってきたときに盛り上がるような仕掛けを入れてくれてもよいのではないか、佐伯さんよ」
と言いたくなるくらい、あっさりと淡々と幸吉は無事に姿を見せてくれたのだった。
まあ、無事で何よりだからそれでよかったのだけれど。

満ヱ門を護送する磐音はとてもいい! これだけでも「驟雨ノ町」を読む甲斐がある。

自分史を書くならわたし本の文研ビズ

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