孫帰る―祥五郎想い文
2010/3/11 木曜日 – 10:53:13
書名:孫帰る―祥五郎想い文 (徳間文庫)
著者:片岡麻紗子
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
次男坊で、剣が達者で、お人好しで一途だったら。
それはもう、時代小説の主人公になるしかないのだ。
今回は、おあきが香代様の家に住み込む話と、花売りのおばあさんに孫が帰ってくる話。
書名にもなっている孫が帰ってくる話は、読んでいてその先の筋が読めるのだが、意外性はないのだが、ほっとする。
よかったよかったと安心する。
時代小説の醍醐味の1つには、この「安心する」というのもあるんじゃないだろうか。