図説大江戸さむらい百景

2008/2/24 日曜日 – 12:22:07

書名:図説大江戸さむらい百景
著者:渡辺誠

自分史を作成するうえで、市販の書籍を参考にすることはよいことだと思います。もちろん度を超して盗作になってはいけません。
プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
また自分史として自分の知識と経験を綴るにしても、情報収集は必要です。取材に行くこともあるでしょうし、参考文献を読破するも必要なことです。
ここではわたし、野見山肇が読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。

中年になると、歴史と鉄道が好きになるので、必然的に時代小説を読む機会が多くなります。
時代小説での好きな作家は、宮部みゆきと池波正太郎なのです。司馬遼太郎も良いのですが娯楽小説としてはこの二人が双璧ですね。
読み始めると、登場人物が頭の中でどんどん鮮明なイメージがふくらんできて、感情移入が始まるのです。
悪いやつが出てくると「やっつけろ!」なんて応援を始めてしまいます。

そんな風な読者でいるのですが、もっと時代小説を楽しむには、当時の風俗を知ることです。
現代のドラマでも自分の知っている地域や趣味が取り上げられていると楽しみが倍増するようなものですね。

この本は、江戸時代のさむらいの風俗を整理して解説してくれます。
そうか、剣客商売の小兵衛は、こういう暮らしをしていたのか!鬼平はこんな身分だったのか!と言う発見が始まるのです。

それにしてもサムライがお役につくと、そんなに交際費がかさむとは知りませんでした。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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