起承転結の例

2010/1/18 月曜日 – 10:26:08

文章を書くテクニック・文書を作成するノウハウ、メールやビジネス文書のコツ。
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今日は文書の書き方のちょっとしたコツの紹介です。

自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

起承転結の例として有名なものに、

京の三条の糸屋の娘
姉は十六妹十四
諸国大名は弓矢で殺す
糸屋の娘は目で殺す

というものがあります。
これを分析してみましょう。
言いたいことは、「糸屋の娘は姉妹ともカワイイ」ということですね。

糸屋の娘さん、どこの娘さんだ?→京の三条の糸屋の娘
単語が3音5音4音3音とつながり、リズムもいいですね。

容姿をオチで使うので、容姿以外の客観的データとしては年齢が適切ですね。
それの姉妹を紹介するのに、16歳と14歳。
箸が転んでもおかしい年頃ですね。

かわいいなと思っていると。それはつまり、「見つめられたらドキドキする」ということを作者は思いつきました。
少女の愛らしさ、かわいらしさ、それを表現するに、対極的な表現の方が効果的ですね。
糸屋の娘さんの対極のイメージは、殺伐でしょうか。
殺す、威圧する、となると、見つめられるのだから「目で殺す」としよう!
作者はこう思ったに違いありません。

さて、殺すと言えば、軍人ですね。江戸時代で言えば武士です。武士の頂点と言えば、お殿様。
殿様と殺すはつながりが悪いですから、大名としましょうか。
特定したくありませんから、「諸国大名」ですね。

こうして出来たのが、

京の三条の糸屋の娘
姉は十六妹十四
諸国大名は弓矢で殺す
糸屋の娘は目で殺す

です。

起承転結は、書く順に考えるのではないのです。
結(オチ)つまり、最も言いたいことを決めて、その前振りとして、起と承を考えるのです。
起承結を考えたら、それに効果的な「転」を考えるのです。

余談ですが、今日はぼくの誕生日です。

自分史を書くならわたし本の文研ビズ

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