秘太刀馬の骨
2009/10/3 土曜日 – 16:17:22
書名:秘太刀馬の骨 (文春文庫)
著者:藤沢周平
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
「どこの馬の骨かわかりゃしない」と言われてしまうと、ショックだと思う。まだ言われたことないけれど。
馬の骨と言えば、出自不明というか、卑しい生まれの別称みたいなものだけれど。
本書は、馬の首の骨すら一刀のもとに切断するという、おそろしい秘太刀なのだ。
しかし、名前は馬の骨!
おもしろいことに、馬の骨の継承者はなかなか見つからない。そのうちに『どこの馬の骨だか若りゃしない剣術を受けつぐやつなんているのか?』と思い始めたのだが、それは著者のしゃれっ気か?