夏燕ノ道―居眠り磐音江戸双紙
2009/9/24 木曜日 – 12:54:17
書名:夏燕ノ道―居眠り磐音江戸双紙 (双葉文庫)
著者:佐伯泰英
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
居眠り磐音シリーズは、長編なので、ときどき一休みというか、おとなしめのものがある。
その代わり、盛り上がるところも56巻に1つくらいのペースで存在する。
中盤の盛り上がりがこの「夏燕ノ道」ではなかろうかと思うのだった。
次期将軍家基が将軍家治の日光参拝に同行するのだ。
家基の護衛を当然のように、磐音が勤めるのだが、これに敵対する雑賀衆で、この雑賀衆をやっつけると、霧子が降参して佐々木道場に弟子入りということになるのだ。
時代小説の醍醐味は、チャンバラシーンと街道を歩くシーンかと思う。あとは、街中の町人たちと武士のやりとりとか。
この3点を惜しみなく登場するのが、「夏燕ノ道」なのだ。
おこんさんにはお見合い話が3件持ち込まれているし、気になる伏線もばっちりだ。