荒海ノ津―居眠り磐音 江戸双紙
2009/7/19 日曜日 – 13:51:44
書名:荒海ノ津―居眠り磐音 江戸双紙 (双葉文庫)
著者:佐伯泰英
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
磐音とおこんは、関前で出会った博多商人箱崎屋の招待を受け、博多に滞在する。
大分県から博多への道のりなので、ぼくの故郷飯塚を通過するのだ。
それだけでも、読み応えのある本なのだ。
横道にそれるが、五木寛之の『戒厳令の夜』という小説にも、ぼくの故郷それも飯塚市と合併する前の庄内町が登場する。
するといっても、烏尾峠に入る前の国道の描写が2行ほどあるだけなのだけれど、それだけでもドキドキしたものだ。
さて、博多つまり福岡藩が舞台となっているだけあって、なぜか福岡藩の人々は、方言でしゃべる。
関前の人たちはそれほどでもなく、加賀の人も方言ではしゃべらなかったような。
長崎によったときは、少し方言でしゃべっていた。
著者の佐伯泰英さんは、ひょっとして福岡に思い入れでもあるのだろうか?
と表紙カバーの略歴を見てみたら!
なんと彼は、北九州市生まれ!! 道理で福岡弁が細かいと思っていた。
ますます、目が離せなくなったぞ、坂崎磐音シリーズ