メディア裏支配―語られざる巨大マスコミの暗闘史
2009/7/16 木曜日 – 19:56:29
書名:メディア裏支配―語られざる巨大マスコミの暗闘史
著者:田中良紹
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
サブタイトルが「語られざる巨大マスコミの暗闘史」だ。
著者が三下だったら目も当てられない。時間泥棒と叫ぶところだ。
幸い、著者の田中良紹さんは、志のあるジャーナリストのようで、三下でもなければ時間泥棒でもなかった。
と思った。
というのは、過去の自分の自慢も多いのだけれど、何より正論が耳に心地よいからだ。
正論。
当たり前のはずだし、すべてを受け入れるべきはずのことなのだが、主張する人や論点というか主張するタイミングによって、なんと耳障りな、どういうわけか、現状工程というか現実逃避というか問題先送りというか、偽悪主義というか、そんな気分になってしまうことがある。
テレビのバラエティ政治番組で言えば、「~~しなければいけないのです」という意見は口にできるが、彼はそのための委員会にも属していないし、彼のホームページを見ても、そんなことは彼の政治テーマにはなっていない、どうやら政治家という肩書きのワイドショーコメンテーターを全うしているだけだった。
という場合の正論だ。
でもマスコミがダメだとすると、どうなのだろう。
すべてがダメということではないだろうから、ダメでない人や仕事。どうやって探し出せばいいのだろう。
悩みは尽きない。