龍天ノ門―居眠り磐音江戸双紙
2009/7/5 日曜日 – 16:08:09
書名:龍天ノ門―居眠り磐音江戸双紙 (双葉文庫)
著者:佐伯泰英
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
居眠り磐音江戸双紙シリーズをもう何冊も読んでいるのだが、各巻のタイトルについては、その意味がわからなかったのだけれど。
この巻だけはわかる! 実際に書いてあるからだ。
磐音は龍が天に昇る如く、関前藩士としてとどめおかず、江戸で自由に動き回れるようにしておくのが、回り回って関前藩のためになるのだそうだ。
実際、磐音は、今津屋とも浪人だからここまで深く入り込めるのだろうから。
浪人、いまでいうところのフリーター、あるいは自営業者。
ぼくも一人会社なので、同じだ。何とも心強い、勇気がわいてくる小説だ。
といっても坂崎磐音は、江戸いや日本一強い剣士なのだけれどね!
(ぼくと比べちゃいかんのだけれど、がんばろうという気になってくるから不思議だ。)