人はなぜウソをつくのか

2009/6/15 月曜日 – 20:29:16


書名:人はなぜウソをつくのか―悪いウソ、善いウソを見きわめる心理学 (KAWADE夢新書)
著者:渋谷昌三

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

「人はなぜウソをつくのか」
このタイトル、ぼくもそそられてつい読んでしまったのだが、著述業の人たちもそそられるタイトルのようで。
アマゾンで検索すると、5冊も存在する!

その中でも秀逸かも知れないのが、この渋谷さんの本だ。

実験結果に基づいたウソのパターンの紹介までは、本のタイトルだから、当然として。
ウソの見分け方は大サービスの情報だろう。

しかし、それ以上にこの本を薦められる理由は、ウソを肯定的に解説していることだ。
もちろん、良いか悪いかのデジタルな判断をすれば、ウソは悪いことだろう。
しかし、なかにはよいウソもあるのだ。よいウソ合っての人間社会だ。
という、著者自身が愛をもって、人間社会に漂うウソを解説しているのだ。

だから、読み終わって、穏やかな優しい気持ちになれるのだろう。
それが実に心地よい!

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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