江戸三〇〇年「普通の武士」はこう生きた―誰も知らないホントの姿 (ベスト新書)
2008/6/1 日曜日 – 15:39:30
書名:江戸三〇〇年「普通の武士」はこう生きた―誰も知らないホントの姿 (ベスト新書)
著者:八幡和郎、臼井喜法
自分史を作成するうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を作成するときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。
武士とは軍人なのだが、江戸時代は戦がほとんどなかったので、その本分をなくした武士という姿がどういう者だったのか、を解明した本だ。
時代劇や歴史小説に出てくる武士とは違って、サラリーマンの走りなのだ。
日本の人口の5%ほどの200年ほど前の功労を基にした年金生活者だったのだ。
教養はそれほどなかったらしい。
出世すると付き合いがかさむらしい。
などといった、あまり格好のよい存在ではなかったようだ。
さもありなん、という感じだが、だからといって時代劇の興味が薄れる事もない。
時代劇や歴史小説は娯楽として、今後も楽しんでいく事に変わりはない。
ただし、雑学は雑学として、歴史クイズが得意になりそうな気がする。