信長は本当に天才だったのか
2009/5/24 日曜日 – 16:33:20
書名:信長は本当に天才だったのか
著者:工藤健策
自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。
日本三大英雄と言えば、織田信長と豊臣秀吉と徳川家康だろう。
なかでも織田信長と言えば、明治維新後に人気を集めた武将で、戦争を導入したい権力者にとって、祭り上げたいヒーローだったとか。
現代日本では「戦争を導入する」というわけでもないのに、何を考えているのか、織田信長人気は衰えない。
そんな、猫も杓子も経営者もアホたちも、みんな揃って「信長ファン」という風潮に警鐘をならそうという意欲的な本がこれ。
だったのだろうか?
ぼくはこの3人組のなかでは徳川家康派だ。
そして彼こそ、経営者として学ぶところが多いと思っているのだけれど。
そのぼくですら、「これはちょっと信長に厳しすぎるぞ」と思うほど厳しい解説が並ぶ並ぶ!
信長ファン、読んではいけません!
アンチ信長ファンも、読んだら、信長に同情するかもしれません!!
確乎とした評価を信長に持っている人なら、読んでみましょう!!! (そんな解釈もできるのか)と面白いです。